2006/08/09 (Wed) 【八重】 一応練習の話

八重です。

「最近、こっちもＷＢＬみたいに変態サイトになって困る。
　頼むからまともなことを書いてくれ」

と監督に頼まれました。

監督にも原因が……と思いましたが何も言いませんでした。
それは監督への気遣いから。

それに、触らぬ藤崎さんにたたりなしです。









最近の監督は「走るサッカー」を目指しているみたい。

たぶん、オシムの影響ね。

「『走る』なんて当たり前だ、何を今更。
　っていう解説者もいるけど……
　この当たり前のことをやるのが難しいんだ。

　この前のＷ杯。走ってたか？全然だっただろ？
　頭でわかっていても体が動かない。
　体が動いても頭が働かない。
　そうだろ？

　基本に忠実に行う。
　簡単なようでかなり難しい。しかしとっても大事なことだと思う」

って言ってた。


確かに走らなければ前に進めないし勝てない。
でもそれができれば簡単。
できないからこんなに苦労する。


でも紅白戦はその工夫がなされてた。
いつもの監督はオーソドックスな練習しかしなかったけど、
今日は違った。

紅白戦も絶えず、走らされた。
何しろ、ボールがラインを越えたら、監督がすぐにボールを投げ込んで、休む暇を与えない。
時にはボールの投げずに、ボールを反対側にけり込んで、一気に状況を変えてしまう。
ＦＫも監督が勝手に蹴る、しかもまったくでたらめな方向に蹴る。
時には逆側に蹴ってしまうこともある。


紅白戦なのに監督が瞬時に状況を変えちゃうから、
どうしても、周りの変化に敏感になってしまう。


瞬時の状況判断と、それを実践する持久力。
これがためされてるような練習。

しかも、監督の周りにはたくさんのマスコミ。
下手なプレーはみっともなくてできない。

意外と頭と神経を使うので、練習後はとても疲れてしまった。


「僕はオシムじゃないから、あそこまでできないけど。
　走り勝つスタイルを確立できれば……」

監督も勝つスタイルを模索しているみたいで、大変そう。
私たちはそのスタイルを実践すべく頑張ります。
【八重　花桜梨】