2007/01/08 (Mon) 【陽ノ下】 【代表戦記３】疲労困憊

陽ノ下です。

勝ちたかったけど、たいしたプレーができなかった……
後半半ばで帰られちゃって……

最後までいたかったな……









帰りのバスでは隣の席の公二にいろいろアドバイスされました。
プレーに緩急がないとか、相手に動かされているとか、ほとんどお説教でした。

宿舎に戻って、試合の総括をすませると解散。


みんな、軽い夕食をとるべく食堂に行きましたが、公二がいません。
一緒にご飯を食べようと思って公二の部屋に行ってみると、公二はベッドで眠っていました。
熟睡しています。

たぶん、今日の試合の采配で疲れたのだと思います。

機能から緊張しっぱなしでしたから。
「青のユニフォームの試合の采配ができるなんて夢のようだ」
って何度も言ってました。

大舞台をいくつも経験したBucchii監督とか薫コーチとかならともかく、公二はそういうのに縁がなかったからね。



机に公二の日記がおいてあったのでこっそり拝見。
今日の試合の細かい展開やキーポイント、各選手の評価とかいろいろ書いてあった。なんかレポートと変わらないけど、公二らしいな。

でも、最後にこんなことが書いてあった。


「試合前、君が代が聞こえてきたときにすこし泣いてしまった。

　こんな夢のような場所に立てるなんて信じられない。

　一度は諦めたチャンスが目の前にある。本当に感激した。

　引き分けでいいとかインタビューでコメントしちゃったけど、
　本当は勝ちたかった。

　悔しい。

　次は勝ちたい。

　光や望に国際舞台での勝利をプレゼントしたい」


本当に公二ってサッカーに純粋なんだね……
私も公二に勝利をプレゼントしたいから、今度采配する試合も使ってほしいな。


Ｐ．Ｓ．
結局、私はそのまま公二の隣で添い寝してしまいました。
私たちを捜して後で部屋に来た望も私と反対側で添い寝してました。
おかげで、三人とも真夜中におなかがすいて目が覚めてしまいました（汗

【陽ノ下　光】