2007/01/09 (Tue) 【高見】 【代表戦記４】陣中見舞い

高見です。

メンタルアドバイザーと言っても、ほとんど詩織調教係なんですけどね……
でも用具係の手伝いをしながら、リラックスできるような環境作りにつとめてます。

今日は軽く練習だったんですけど、夕方にレイさんが来てくれました。









ＫＦＣのみんなでレイさんを迎えました。

まあ、主人くんや僕がでるよりも女の子で話をしたほうがいいので、
後ろで話を聞いてました。


陽ノ下さん「応援にわざわざ来てくれたんだ」
レイさん　「実はお父様が強引に……この前の試合も大はしゃぎで恥ずかしかった……」
詩織　　　「あれ？そのお父さんも来てるの？」
レイさん　「いいえ、今日大事な大事な会議があることをすっかり忘れて大あわてで日本に帰りました」
清川さん　「じゃあ一人なのかい？」
レイさん　「あ、あの……か、か、かわりにフィアンセが……」


後ろを見ると豪華なリムジンの後ろに男性の姿が見える。
あれが詩織が言っていたレイさんのフィアンセかぁ。


陽ノ下さん「彼氏はここにこないの？」
レイさん　「『僕は部外者だからいいよ』だって」
詩織　　　「ふ～ん、じゃあ、夜は彼氏と水入らずで遠慮なく何発……」
レイさん　「まだ夕方！まあ、クリスマスは彼の屋敷に泊まったので、もうお父様も気づいてると思います……」
詩織　　　「じゃあ、余計に遠慮ないじゃない！ここは景気づけに何……」
清川さん　「だからまだ夕方！」


あまりに危なそうだったので、僕が詩織の口をふさぎました。
詩織がもごもごしているところでレイさんが大きな袋を差し出しました。


「実は出発前にチームのみんなで作ったんです。受け取ってください」


さっそく袋をあけてみたら、それは千羽鶴でした。
どうやら本当に千羽あるようです。
かなりへなへなの鶴もありますけど、これだけたくさんあるときれいですね。

詩織も陽ノ下さんも清川さんも綺麗綺麗と言ってます。


「一人だいたい５０羽ですから、ちょっと疲れました。
　でも、みんな楽しそうに作ってくれました。
　みなさんは日本の代表ですけど、私たちを代表してるんですから。
　プレーはできませんけど、この鶴に祈りが込められてると思いますよ」


本当にいい物をもらったと思います。
次は薫コーチが采配の番か……
でもベンチ、いやロッカールームに飾ってもらうように頼もうかな……


Ｐ．Ｓ．
詩織は「レイさんの代わりに私たちが景気づけに！」と言ってたのですが、
試合で活躍してないので、お預けです。

【高見　公人】