2007/01/24 (Wed) 【陽ノ下】 【代表戦記17】宴会は宴会としてまずはこっち……

陽ノ下です。

あ～あ、負けちゃった……









なんというかまぁ……
手が届きそうで届かなかった。

ううん。そのもう少し、ってところからが決定的な差なんだよね……


前半は攻められっぱなしだったけど、なんとかもちこたえた。

後半は最初から攻めたけど、すぐに失点。
それでも、それほど痛く感じなかった。
大丈夫、まだ焦る必要はないってみんな感じてたと思う。

現に同点に追いついたからね。
勢いはこっちのもの……って思ったんだけど……


さすがに２点目はダメージ大きかった……


あれで完全に切れちゃった感じがする。



そして試合終了の笛。
このときにようやく、実力差、ってものを感じる。

同点になってからの差が、実力・経験・自信の差なんだよね……



こんなことを感じるための９０分じゃなかったのに……

しばらく動けなかった。
そうしたら公二が起こしてくれた。
「お疲れさま」って。

公二の笑顔がちょっと痛々しかった。
私にはわかる。公二はとっても悔しいと思う。

大事な試合を任されたのに勝てなかった。
顔には出さないし、態度にはでないけど、やっぱり悔しいと思う。
そんな公二の顔を見てたら、もう止まらなかった。

公二の役に立てられなくて……もう悲しくて悲しくて……
公二の胸でずっと泣いてた。
もうわんわん泣いちゃった。


ふと隣を見たら、望も泣いてた。
ちょっと気を利かせて、少しだけ横に動いたら、その間に望が飛び込んできた。
公二はかわいい女の子二人を胸に抱いて、私たちが泣きやむまでその場にいてくれた。



そして、そのまま閉会式。

結局最下位。
なんか悔しい、でもこれが現実。それでも本当に悔しい。

でも、それでも少しずつ気持ちが落ち着いてきた。

そして、最後にみんなそろってグラウンド１周。
みんなちょっと微妙なところもあったけど、それでも仲良くチーム関係なくスタンドの観衆に挨拶。




私の腕の中にはかわいいかわいい笑顔の娘。
さあ、グラウンド１周ってところで、娘がピッチに乱入してきた。
スタッフがちょっと手を離したら走ってきたみたい。

しょうがないので、一緒に一周。
他のチームの人も、この子が私の娘だって気づいたみたい。
ちょっとびっくりしてたみたいだけど、みんな娘をあやしてくれた。
娘はご機嫌。
最後にはスタンドに向かって手を振ってた（笑）



うん、これはこれでいい思い出になった。

この１年、本当にいろいろあった。
その総決算。
がんばったからね。うん、満足しなくちゃ！
【陽ノ下　光】