2006/06/23 (Fri) 【早乙女(好)】 やっぱりな

早乙女だ。

色々感想を書こうとしたら監督がびっちり書いちゃったから俺はあまり書かない。
実は俺は生で見てない。
どうせ勝てない、と思って録画にして、夜じっくりと夕子と一緒に観戦した。
（優美は遠征でいないから２人だけだ）

そこで夕子がおもしろい事を言ったんだよ。


試合後、あの中田が号泣してただろ？

それを見て夕子が一言
「他の選手は泣いてないね？」









それを聞いて思い出した。

かなり前になるけど、シドニー五輪の野球。
始めてメダルを逃した大会だな。
プロアマ混合で、松坂とか中村紀とか松中とかすごい連中がでてたんだよ。

それで、３位決定戦で負けたとき、プロは全員泣いてた。
中村が泣きながら「悔いはないです」とインタビューに答えていたのが印象的だった。

で、そのときのアマはというと、実は誰も泣いてなかったんだよ。
せいぜいプロにつられて泣いた程度。


あとで評論家の誰かがたしか言ってた。「これがプロとアマの差」だって。
「あの試合にどれだけ気持ちが入ってたか？
　プロは懸命にやったから負けて泣いたんだ。
　アマはそれだけ真剣にやれてなかったのではないか？」
たしか、こんなことを言ってたと思う。



で、それから６年後の中田を見てみる。



中田以外の連中は負けて泣けるほど、必死にやったのか？

たぶん、あのときのプロとアマの差ぐらい、いやそれ以上はあるだろうな。

それがあれだけ勝てるチャンスがあるのに７失点の勝ち点１という結果になったのだと思う。

世界最高の舞台。
「４年後」なんて考えてるのは間違ってるぞ！
最後の大会だと思って必死にやらなきゃ国民はだれも納得しない。

そうだろ？

あとは、試合後のどこのスポーツ誌も『感動をありがとう』みたいなふざけた見出しが一個もなかったのはマスコミも１歩ぐらいは成長したかな？というところだ。
では！
【早乙女　好雄】