2006/09/17 (Sun) 【高見】 私はもう大丈夫ですが

高見です。
今回の騒動で皆様にご心配をおかけしました。
おかげさまで元気になりました。

ただ、なくなった記憶はもう戻らないみたいですが、それはもうどうでも良いです。

昨日の夜の話をします。

ミーティングの後、
詩織は俺との部屋（遠征では一緒の部屋にしてもらってます）
でずっと泣いてました。

「悔しい！」ってずっと。
こんなに泣いてる詩織を見たのは久しぶりです。









皆さんはどう思われたのかはわかりませんが、
詩織にとっては、相手と「愛についての信念」を掛けて戦ってたんです。

「私の信念が正しいのを証明してやる！」って言ってたんです。
今回の件でのこともありますが、もう詩織は気にしてません。
元をただせば、これが騒動の元。
詩織は自分自身の心の中で決着を付けたかったと思います。

それがあの屈辱的な試合。
なんとか１アシストを決めたが、焼け石に水。

詩織は相当悔しかったと思います。



その夜はただただ、「悔しい！悔しい！」っと言って、俺の胸で泣き通し。



たしか、昨日はだれかさんの誕生日だそうで。
たぶん向こうの事だとあの人は監督さんと……

たぶん詩織も想像ついてると思います、怒ってると思います。
しかし、惨敗で何も言えなくなってしまった今、詩織には泣くしかないんです。


そして今朝。
帰りのバスで詩織はサングラスしてました。

詩織は（僕もだが）ほとんど寝ておらず、ずっと泣きっぱなし。
「こんな泣き顔恥ずかしくて見せられない」ということで、ホテルで急いで買ったものを身につけてました。

さて、帰って、今は家なのですが……

傷ついた詩織をどうケアするかに頭を悩ませております。
ただ単純にベッドでどうこうすればいい話ではないので……
頭が痛い１週間になりそうです。
【高見　公人】