2006/10/23 (Mon) 【清川】 嬉しいけど…

清川だ。

ほんと、公二ったら、底なしなんだから……

まあ、それはそれでいいんだ。
公二は大満足だったからね。

今日から練習再開。
疲れを取るために、軽いランニングと、ボールを使った基礎練習で終わった。

ミーティングが終わって、ロビーに行ったら、
掲示板に選抜代表の候補が発表になってた。

あたしが選ばれてるけど……いいのかなぁ？









まあ、候補なんだけどね。
名前が挙がってるのが、光とあたしと詩織。

「なんか狙ってないか？」と芹華が言ってたけど、あたしもそう思う。
「マスコミ対策大変だぜ？」とはほむら。

う～ん、あたしが公二の『愛人』だってこと、公にしてないはずだけど…
感づかれたのかな？

「それやったら、逆にメンバーから外さへんか？
　スキャンダルって、怖いでぇ……
　選ばれとるってぇことは、気付かれてへんってことやろ？」とはちとせ。

そうだよね。
ちゃんと実力で候補になってるんだよね。

たしかに、オフェンシブな位置に入ってから、好調なんだ。
やっぱりあたしの性格に合うかも。
アシストとか得点とか数値に残る結果は出してないけど、
公二もこのまま使ってくれてるみたい。

「選ばれれば、公然と監督と一緒に旅行が出来るわよ！
　根性だして狙ってみたら？」とは沙希。

なんか、光もこの前の遠征でいい思いしてたから、
あたしもちょっとは……い、いや、そういう場じゃないぞ！

でも、思い切って、頑張ってみようかな……
【清川　望】