2006/10/26 (Thu) 【陽ノ下】 アントニオさんがやってきた１

陽ノ下です。

クラブハウスは朝から緊張感でいっぱい。
代表のアントニオさんが直々にクラブハウスにやってくる、
ということで、みんな緊張しています。

午後に来られる、というのに朝からみんな緊張しまくり。

公二が午後は練習にならない、ということで、午前中に紅白戦の練習。

そして午後が来ました。









クラブハウス前に、豪華な車（ＳＣＭ所有かな？）から
アントニオ監督と、イザベラさんだっけ？２人が降りてきた。

接待役の早乙女君と朝日奈さん（普通のジャージ姿なんだけどね）が
さっそくクラブハウスの中に案内。
さすがの２人もちょっと緊張してるみたい。

どこから聞きつけた、マスコミのフラッシュの雨のなかをアントニオ監督が通り過ぎていく。


選手はグラウンドでパスの練習をしながらその様子をみている。

「うわぁ、すげぇなぁ、あんな光景みたこと……」←赤井さん
「あら、少し前にあったじゃない、光の子持ち報告会のときはあれ以上あったわよ」←琴子

琴子、それは言わないでよ……




監督を応接間に案内した朝日奈さんが部屋から出ると、
こんどはゆっこや十一夜さんがワインをおつまみ（高級チーズとか）を持ち込む。
この日のためにレイさんが取り寄せたオランダ産のワインみたいなんだけど、口に合うのかな？


そして、スーツ姿の公二と私、それに一応通訳(監督は日本語できるんだけどね)としてレイさんが一緒に応接間に入る。

（あのぅ、レイさん？その凄い素敵なスーツが目立つんだけど…）




「おう！コウジ！久しぶり！」とアントニオ監督が立ち上がり公二のところに歩み寄ってきた。
日本語が上手いアントニオ監督でも、「ヌシヒト」って言いにくいらいく、このまえの遠征ではずっと「コウジ」って呼んでたんだよね。（記者会見ではたどたどしく苗字で言っているけどね）

公二も監督とがっちりと握手。
「この前はありがとうございました。今回もよろしくお願いします！」
と深々と頭を下げた。

「コウジがオファーを受けてくれて、とても嬉しいよ。
　次はコーチとしてぜひ今までの成果をみせてくれ」
「はい！がんばります！」

もう公二ったらガチガチ。
後ろでイザベラさんもくすくす笑ってるよ。

ま、まあ…私も緊張したままなんだけど。




うわぁ、監督が私に気がついちゃった！
監督が両手を差し出したので、恐る恐る右手を差し出したら、
両手がっちり捕まれて握手された。

監督、ちょっと痛い……（でも言えないよぉ）

「ミスヒノモト、いやミセスヌシヒトと言ったほうがいいかね？
　君も久しぶりだね。君のがんばりはチェックしてるよ」

えっ？私の事情知ってるの？
まあ、あれだけの騒ぎなら耳に入らないわけないか……

「監督。僕からちゃんと紹介しますね。僕の妻の光です」
「は、はじめまして……」
「……あっはっは！おもしろいジョークだね！」

あっ……初めましてじゃ全然ないじゃん……やっちゃった……
でもアントニオ監督バカ受け……笑いのセンスがわからない……




「イジュウイン君も大変だったみたいだけど、元気そうだね」
「ええ、監督もお元気そうでとても嬉しいです。
　遅ればせながら、代表での経験がようやく試合に活かせました。」

レイさん、とても流暢な英語（しかもイギリス英語だって）で監督に挨拶。
そういえば、代表の時も英語でベラベラ話してたよね。

「どうだい？また私と一緒にできるかね？」
「ええ、監督のお目にかなうように頑張ります」

さすがだな、こういうＶＩＰとは慣れてるから、いつものレイさんのまま。
こういうのをレディーって言うんだよね。うらやましいなぁ……。



これで挨拶も終わってようやくお話なんだけど、それは別の人が書いてくれると思うよ。
い、いや、緊張してて、内容覚えてなんだ……あははは
【陽ノ下　光】