2006/11/26 (Sun) 【主人】 またまたまた変な集団が

主人です。

今もクラブの監督室なんですが、
こんなところで女の子が５人もあられもない姿でガーガー眠ってます。

別に僕がナンパして連れ込んだわけではありません。

あの連中が酔っぱらって眠っているだけです。









お昼前になります。
さて、お昼御飯でも食べようかと思っていたところです。

すると突然、裏口のチャイムがピンポンピンポンなりまくります。
（トレーニング施設は開放しているのですが、クラブハウス自体はオフのため閉鎖してるんです）

なにごとかと裏口に行ってみたら。

「たのもう！」
「道場やぶりだ！」
「バカ、違うだろ！」
「借金取りじゃないぞぉ！」
「ガゼッタでもないから！」

なんか、先日の中華街で聞いたような声が……
いやな予感がしたのですが、来客なので扉を開けたら


「私達、一宿一飯の恩義は忘れねえ！」
「誰が呼ばずとも悲しい叫びが聞こえれば！」
「恩義に報いる為に野を駆け森を駆け！」


「「「只今参上！　『チーム”はっちゃけ”』！！」」」


なんか、段々ポーズが恥ずかしくなってない？
どういうポーズか僕も恥ずかしくて書けないぐらい（汗



あれ？メンバーが少し変わってるような……まあいいか。

でも、今日は僕１人しかいないけど……？？？

そう思ったら、どこからか「いつもの」横断幕が……
なになに……はぁ？



「がんばれ別居監督主人！バージンキラーに負けるな！」



……頭痛くなりそう……

いや、確かにＡ代表を仕切ってるのは北見監督なんだけど、別にあの人に言われて別居してるわけじゃないんだから……

「そういうわけで今日は一宿一飯のお礼にやってきた！」

「そうだ、俺も来たから安心しろ！」

「まぁまぁ、遠慮しなくていいから！」

「それじゃあ、おじゃましま～す！」

あ、あの、まだＯＫしたわけじゃないけど……上がり込んでしまいました。



話を聞いてみたら、どうも俺が光と別居していることを聞きつけて、励まし？にやってきたとのこと。
この前の中華街でのごちそうや、ホテルで止まらせてもらったお礼もかねてということらしい。



気を遣ってくれて、ありがたいのは、とってもありがたいのですが……

なんですか、その食べ物の山は？


「なぁ～に、俺のとっておきの『波多野寿司スペシャル』だ。食え！」
「今日はちゃんこ鍋だからねぇ。産直の野菜をいっぱいもってきたよぉ～」
「あっ、気にしなくていいよ。ガスコンロは持ってきたから」
「お酒も準備万端だよ！」
「あれ？ほむらはどこ？」


昼から酒盛りですか？

でも、なぜか手際よく準備を進める皆さん。
しかし、渡井さん、手際よすぎなのですが（汗


ということで、昼から監督室で鍋パーティーと相成りました。

闇鍋って……

まあ、言われるままに呆然としながらも闇鍋をつついていたのですが……




ビックリしました。

まさか、光がここにいるとは……



後ろには、娘を抱え、『どっきり』と書かれたプラカードをもってご満悦の赤井さんが。

「たくよー、情報漏えいだか何だか知らねえけど、子供さんを悲しませたら駄目だぜー。せめてご飯の時だけは家族揃って食べねえと、いかんぜよっ！」


まさか、こんなことをしてくれるとは……
こんな気を遣ってくれて、感動してしまいました。
それは光も同じで、ちょっと泣いてしまってました。


どうやら光を説得して連れてきてくれたみたいです。
本当に嬉しくてしかたありません。





そういうわけで、娘を交えて、楽しく鍋パーティーとなりました。
しかし、ＳＣＭの皆さんは本当に……いやはや。

「へぇ～、こっちの監督室は綺麗だなぁ。うちのと大違いだぜ」
赤井さんは部屋をじろじろと見渡している。
まあ、僕が寝泊まりするから掃除したからかもしれませんが……

「うわぁ、でっかいテレビがある！……ええっ！７０型！これでゲームしたらすごいよねぇ！」
早乙女さん？残念ながらここにはゲームありませんから（汗

「へぇ、最新型だぁ！これを売りに出せば、今でも３０万以上はするよねぇ！」
渡井さん！勝手に売ることを考えないでください！

「ほら！煮えすぎちゃうでしょ！みんな食べなきゃ！」
一文字さん。あなた鍋将軍ですか？

「……男ッ気がないなぁ」
波多野さん？だから、そういう部屋じゃないんですから！

とまぁ、好き勝手なことをいっております。




そして彼女たちのお酒の入りも早くなってきました。

もうこうなると、僕の手には負えません。
さらにクラブハウスには僕たち以外だれもいないことをいいことに、大騒ぎではしゃいでます。


結局、追加のお酒を僕が注文したり、鍋の具も無くなったので、夕食代わりのピザを注文したり……後の世話はほとんど僕と光がやってました。




そういうわけで、久しぶりに楽しい１日でした。


ただ……夜になっても彼女たちは飲み続け、結局眠ってしまいました。
それも、なんかみっともない格好で……

白いものやピンクのものがチラチラ……いや、はっきりと見えてしまってます。は、波多野さん。あなたはなんつー色を……
もう、勘弁してください（汗

風邪を引くと困るので、倉庫から布団を６枚持ち出し、彼女たちにかけたあと、僕と光は監督室を出ました。娘は監督室に一緒に寝かしています。



そして、僕と光は防音設備の整った会議室に……

何するって？
聞かないでください……わかるでしょ？
僕も光もお酒が入っていて、もう止められません。
たぶん、徹夜でケダモノになってるかもしれません。

それでは……
【主人　公二】