2006/05/30 (Tue) 【清川】 「中途半端だ……」

清川です。
今日の試合。あたしはずっとベンチでした。

首位のＲＭＳとの試合。
公二は負けたら辞めると宣言した試合。
あたしはどうしても出たかったが「スタミナ切れだ」と言われてベンチでした。

結果は０ー０のスコアレスドロー
中盤のつぶし合いに終始して、ビックチャンスはほとんどありませんでした。
守備は安定していた代わりに攻撃が減ってしまっていたためシュート数が減りました。

かろうじて、公二のクビがつながった。そんな感じです。
公二はまったく嬉しそうではありません。


タイトルの言葉は試合終了の笛が鳴ったとき、公二がつぶやいていた言葉です。
このとき、あたしはなんで中途半端はよくわかりませんでした。

ただ、試合後のインタビューでそれがわかりました。









ガゼッタさんとこのインタビュー記事を抜粋するね。

－今日の試合の感想は？
　「首位相手に勝ち点１が取れたのは大きいですね。
　　あとは、後半に強いＲＭＳの攻撃力を封じて、
　　相手を初めて０点に抑えたのは評価できるし、自信につながります。
　　うちも初めての完封試合でしたから」

－では、攻撃はどうですか？
　「こちらのほうがシュートが枠内に行っていたし、
　　チャンスも向こうと同じぐらい作っていたと思います。
　　ただ、ノーゴールなのと、ＦＷにボールを打たせられなかったのが…」

－この試合、負けたら辞めると言っていましたが、今のお気持ちは？
　「中途半端だな、という感じです」

－中途半端？
　「確かに収穫は多かった試合でした。
　　自信につながることも多かったです。

　　ただ、このチームの今後を考えるとスコアレスドローは最悪の結果です。

　　１－０でも勝てば、自信もつき次から弾みもつくでしょう。
　　大敗したら、僕が辞めることで一区切りつけることができました。

　　今回の結果では、勢いがつかない、得点力不足が解決できない。
　　そして心機一転も図れない。

　　なにもかもが中途半端で次の試合に臨まなくてはいけなくなりました。
　　正直、僕がこのまま指揮を執っていいのか迷ってます……」

－辞めるのですか？
　「まだ決めかねてます。
　　最下位は抜けましたが、得失点差で抜けただけですから…」


公二が言っていること、なんとなくわかる。
でも、ＲＭＳを無得点に抑えたのはうちが初めてだ、っていうのはすごいと思うよ。
……確かに相手は控え中心だけどね。

チーム状態は悪くないと思う。
あとはきっかけだけなんだよ。そうだろ、みんな？
【清川　望】