2007/06/16 (Sat) 【橘(恵)】 特攻乙女Ａチーム その４

橘です。

しかし、タイは暑くて、日本は涼しいと思ったら、こっちも暑くなって大変です。

今日になってようやく疲れも取れました。
でも、今週はあっという間だった気がします。

タイまで行って大暴れして……



あら？


今週、一度もボールを蹴ってないような……












まあ、気にしないようにしましょう（笑）

でも、捕まえる作業って大変なんですよね。

両手両足を縛って、密出国用にパスポートを探して、眠らせるためにクロロホルムをかがせて……
ここから先は伊集院さんの私設軍隊がやってくれるそうです。


しかし、なにやら外が騒がしいですね。


藤堂さんや伊集院さんも外に行くようなので一緒について行きましょう。


あら？傭兵さんの顔が無惨な顔になってますよ？
そんなに殴っていなかったような……
藤堂さんが慌てて水島さんに聞いてみる。


「おい！密！おまえその格好、どうしたんだ！」

「いや、あの、その……逃しちゃって……」

「バカ！油断しただろ！」

「ごめんなさ～い♪」

「笑って済むか！」


よく見ると密さんの迷彩服が何カ所も切られています。
この迷彩服ってちょっとやそっとじゃ切られないって聞いてましたが……。


「密、もう一つ聞きたいことがある」

「なによ竜子」

「こいつの顔がボコボコじゃねぇか。アンタが捕まえたんだと思うけど、なんでだ？」

「あのね、彼女ナイフ持って襲ってくるの、さすがにやばくてね……本気だしちゃった♪」

「………」

「はぁ……もう本気になりたくなかったのに……もう私はやらないわよ」

「アンタ、説得力がないぞ……」


藤堂さんが呆れるのも、無理はありません。
だって、必要以上に殴り付けているのが明らかですから……
彼女もぐったりしてますよ。


「竜子、それよりも縛るの手伝って？」

「はいはい、わかったよ……」


なんだかんだいって、この２人は仲がよいですね。一緒に手伝ってます。


「こっちも片づいたわ……はぁ、楽しかった」


相変わらずの落ち着いた顔で花桜梨さんが戻ってきました。
なんか、いい汗かいた、って顔してます。


こうして、クリスさんを始め、傭兵さんをなんとか捕まえました。
意外と時間が掛かりましたが、みんな無事です。


竜「さてと、コイツはあの社長に渡すとして、残りはどうするんだ？」

伊「そうね。逃げて情報が漏れると困るから一緒に連れて行く、それから……」

花「まずは、ヨーロッパマフィアの事を出来るだけ聞いておいたほうがいいと思う」

茜「花桜梨さん、この人達って、そんなに詳しいの？ボク、そうは見えないけど」

花「だから、できるだけ。アジトの場所とかならある程度知っているはずだから」

密「それからどうするの？」

私「軍隊さんに入れるのは？」

伊「難しいわね……傭兵って、ビジネスだから、お金で簡単に動いちゃう。ある意味雇いやすいけど、扱うのは大変。私はごめんしたいわ。紐緒さんに頼んで、私たちの情報を消してあっちに送り返す」

竜「情報を消す？漏れることを防ぐためか？」

伊「そういうこと」


こうして、ターゲットは後から来た私設軍隊さんに麻酔を掛けられ、お金を使って、正式な出国手続きをとり、無事、日本に帰ることができました。



あとは社長さんにお任せですね。



さて、もう明日は試合ですか……でも、タイに比べれば楽そうですね。
【橘　恵美】