2006/08/03 (Thu) 【倶楽部【記者会見】】 緊急会見模様その１

記者会見は終わったのですが、
引き続き、主人監督による緊急記者会見が行われました。

実はこのために監督の要望でメンバー全員がクラブハウスに来てます。
（何人か休まれてるようですが……）

何の会見だかわからずに始まろうとしています。

会見テーブルから麻生キャプテンと伊集院さんが退席し、
なぜか陽ノ下さんが主人監督の隣に座っています。

そして主人監督から読み上げられた声明は会見場をどよめかせました。




「私達、主人公二と陽ノ下光は先日、正式に婚約したしました」









どよめく中、主人監督からの声明は続く。

「実は今までも、私たちは婚約状態でした。
　これは私がＫＦＣの監督に就任するよりもずっと前からです。

　これは、今までチームのメンバーにも隠していました。
　チームに悪影響を与えるのが怖かったからです。
　ただ、信頼しているはずのメンバーに対して
　嘘をつき、隠し続けるのがもう耐えられなくなったのです。
　
　また、今まで中途半端な状態でもあり、立場をはっきりとさせたいと思っていました。
　
　私は先日の欧州遠征のとある夜に、正式に光にプロポーズしました。
　婚約指輪もプレゼントしました。
　光も喜んで受けてくれました。

　しかし、私達はまだ１７歳です、正式に結婚できません。
　来年の４月１日。
　私の１８の誕生日に入籍することをここに宣言いたします。」



私たちもそうですが、さすがの記者達も絶句してました。
実は２人がつきあっていることはマスコミにも知られているようですが、
このような状態になっているとは思ってもいなかったようです。

カメラのバシャバシャという音だけが響いています。

記者達が恐る恐る質問を始めました。

「いつからつきあいはじめたのですか？」
主人「知り合ったのは記憶がないころからです。
　　　実は私と光は幼なじみなんです。
　　　つきあうのはう～ん……小学校から、って言っていいのかな？」

「ずっと一緒にいたということですか？」
陽ノ下「いいえ、実は小学校低学年の時に引っ越してはなればなれになって、
　　　　そこからは文通でつきあってました」

「では、再会したのは？」
主人「実際に再会したのは中２ですね」

「じゃあ、先ほどの婚約状態というのはいつ？」
陽ノ下「中２の秋ですね……」


ここで質問が一旦とぎれる。
記者同士でざわざわしている様子。
なにか、みなさん違和感を感じているようですね。


そして質問。
「すみません……２人とも本気なんですか？
　中２で婚約状態になる、というのがどうも理解できません。
　中２というと思春期のなかで、そんな気持ちで婚約なんて言っても
　あなたたちが不幸になるだけだと思いますよ？
　いや、別にダメ。というわけではないが、心配なんですよ……」

周りの記者も首を縦に振っている、皆さん納得しているみたい。

ここで監督と陽ノ下さんがぼそぼそと話していると、
陽ノ下さんが突然会見場から出て行ってしまいました。
びっくりする記者達。
ここで監督が発言しました。


「わかりました。
　実はみなさんにカミングアウトすることがもうひとつあります。
　これが、私と光が本気で愛し合っていることの証拠になると思います」

すると陽ノ下さんが小さな女の子を連れてきた。
心なしか陽ノ下さんに似ているような……

陽ノ下さんはその女の子をテーブルの上、２人の間に座らせる。

するとその女の子が記者達を指差して一言。


「パパ、ママ。だれ？」


記者達は先ほど以上よりもどよめき立ちました。
スタッフも大騒ぎ。
たぶん、モニターで見ているチームの選手達も同様でしょう。


そして監督が言いました。

「ご想像の通りです。
　この子は私と光の子供です。
　２歳になります。」

もう大騒ぎになってます。
長くなったので続きは別の枠で。
【倶楽部スタッフ】