2007/04/24 (Tue) 【伊集院】 効果はかなりあったようですね

黒幕の伊集院です（笑）

もう私は怖いモノ無しです。
ええ、詩織さんにも負けません。

選手としてもオーナーとしてもばりばりやっていきますから覚悟してくださいね！











今日は昨日と違って、ミーティングだけの練習。

シーズンで戦う戦術について、細かくレクチャーをしていました。
去年の試合のビデオを使ったり、この前のＰＳＭの試合を例にしたり、
かなりビジュアルに伝わるようにしていました。

主人さんもかなり苦労しているようですね。

でも、今日の監督はとても真剣でした。
なにより目が真剣です。
今までは、真剣な中でも笑顔が見えていることが合ったのですが、今日はそれがありません。
もう頭の中がサッカー一色とばかりに情熱的にかつ理論的に語ってくれてます。

主人さんに私の気持ちが伝わったようで、とてもうれしいです。



一晩で変わった監督に私を含めてみなさんびっくりしてましたが、次第に監督の雰囲気に吸い込まれるようにみんなボードやテレビ画面に集中するようになってました。

そうしているうちに、もうお昼。
集中していると時間が過ぎるのは早いものですね。

そして午後は試合観戦。

この前のセリエＡの試合。
そう、森下さんが死んじゃった試合……あっ、死んでないですね。
あの激闘の試合を観戦しました。

主人さんがＬＣＣの神谷さんが記録している、という話を聞いたみたいで、お願いしてＤＶＤにダビングしてもらったようです。


いや、確かにすごい試合でした。
なんか、森下さんの魂が伝わるような試合。
最後に力尽きてしまったのもわかるような気がしました。

普通、こういう試合の観戦となると、「「おおっ～」」とか「「わぁ～！」」とか歓声が沸くものですが、それがいっさいありませんでした。
もう、みんな画面に釘付け。
私語がいっさいなく、地元の文化センターから借りた会議室にはただ実況のうるさいイタリア語が響くだけ。

ＤＶＤが終わっても、みんな黙ったまま。
なんか試合が終わったかのように呆然としていました。



「……俺も最初見たときは体が震えたよ。
　でも、なんかうらやましく思うな。
　ああいう試合に出られることなんて滅多にないよ。
　俺たちもああいう試合をしたいし、勝ちたい。
　あの興奮の中に自分を置いてみたい。
　去年はそんなことは一度もなかったが、今年はそういう試合をしたい」


みんな黙って首を縦に振るだけ。


「この後で、俺たちの試合のＤＶＤをみたいと思う？
　俺は恥ずかしくて、しばらく時間をおかないとダメだね。
　みんなもそうだろ？
　リーグ戦ではこんな恥ずかしい思いはしたくない。
　あとで堂々と見られる試合にしようじゃないか！」


みんな一斉に拍手喝采。
同じ意見のようね。私もそう思う。

そして、監督の講義がまたスタートする。

もうみんな午前中以上に講義に集中。
講義の内容は、機密事項なのでお話しできませんがとても充実した１日となりました。



でも、講義でも集中するのって疲れますね。
それを午前２時間、午後４時間とやれば、さすがにみんな疲れ果ててしまってました。
体を動かしてないのに、やっぱり温泉のありがたみを知る日となりました。

【伊集院　レイ】